サラ金と借金返済

出来る限り安い金利でお金を借りたい。もっと旨い具合にお金を借りられるところはないか。など、借り手はたいていこう思うでしょう。こういったニーズにつけ込んだ悪質なサラ金業者が存在するのも確かです。

サラ金業者の悪質な手口

その代表的な例をいくつか挙げてみます。紹介屋と呼ばれる手口があります。「必ず融資します」と書かれたチラシやDMなどのおとり広告で融資を誘ってきます。

そこに連絡を取ると自社ではなく他のサラ金業者を紹介します。チラシを張った当の本人達はキャッシング業には何も関わっていません。それでも手数料の名目で法外な額を請求してきます。

また、整理屋と呼ばれる手口があります。これは多重債権者に低金利でのローンの一本化を勧めるという形で声をかけてきます。サラ金業者と多重債務者の間に弁護士が仲介して返済額を少なくすることができる、というふれこみでローンの整理を勧め、それまでよりいい条件での返済計画を立ててみせます。まっとうな話のような気になってしまいがちですが、実際は返済金はサラ金業者には支払われずに持ち去られてしまいます。

整理手付け金という名目で返済金を取られることもいり、返済が延滞して債務が増えるばかりという悪質な方法です。闇金融というのもよく聞いたことがあるでしょう。これは、無登録のサラ金業者であることと、10日で1割(年利365%)などと、出資法上限を越えた高金利を取ってくる悪徳サラ金業者です。

人の困っているところにつけ込むことは、悪質な業者の常套手段です。条件のよさそうな話には裏がある可能性がありますので、高額融資や低金利をうたう広告には十分に注意をしましょう。

借金返済を延滞すると

小説やドラマで、取り立て屋が借金返済を求めて脅迫まがいに行動をするシーンはよくありますが、現実はそれほど過激ではありません。借金返済が遅れるとどうなるのでしょう。

とはいえ、一部の悪質業者は返済の手口に暴力的な手段を用いることはあります。ですが暴力的、脅迫的な行為をされずとも、借りたお金を返せていないこと自体が心理的に圧迫感があります。

法律によって、賃貸業者が暴力団員を起用することは禁止されています。法律に触れた場合の刑罰は1年以下の懲役もしくは300万以下の罰金です。これは暴力団員に取り立て行為などをさせるだけでなく、業務補助全般に使うことも含みます。延滞金の取り立ては電話からです。

支払いが延滞した場合、返済期日の次の日ぐらいには業者側から電話が来ます。本人が電話口に出なければ会社名をいわないところもあります。物柔らかな態度で、どうして返済が遅れたかを聞かれます。この時、いつ返済するか約束させられます。1週間後などといった返答には応じてくれません。2〜3日以内の約束を取り付けられます。電話で約束した期日までに返済できずにいると、更に督促の電話が来て返済日を約束させます。

以後、返済まで何度も同様の電話がかかってきます。何度も電話の督促を無視して返済を滞らせていると、いずれば封書による催促が週一ペースで来るようになります。金融会社が中堅以下なら、電話の催促もより威圧的になります。

ここまでくると、個別訪問による返済金の回収も行われるようなります。訪問時間を合わせるための生活パターンの聞き込みや身辺調査も始まり、戸籍も調べられることになります。借金返済の延滞3ヶ月と12ヶ月が経過した時点で事故情報が載ります。

こうなると、その後支払いをしたとしても延滞解消の記録は残り続け、新たに借金をすることは出来ないのはもちろん、一般のローンすら組めなくなります。それでも借金返済を延滞し続けると、いよいよ裁判へと進んでいくのです。この裁判を経由し、いわゆる差し押さえがなされるのです。戸籍も社会も捨てることで逃げ延びることは可能かもしれません。しかしお金を借りておきながら返さない人生には負債を消すことはできないでしょう。

サラ金の正しい利用法

お金を借りる時に熟考せず、軽い気持ちでサラ金を利用すると、その後の返済のために人生が狂ったり大きな犠牲を出しかねません。借りなくていいなら、それに越したことはありません。生活苦でどうしてもお金が足りない時、今後の収入の見込みがないから必要な時。

しかし返済能力のない時のサラ金利用は泥沼にはまるだけです。利用すべきではないでしょう。キャッシングを使うことで便利な買い物が可能で、かつ返済のめどが立っている時は大丈夫です。

金利を把握し、計画的に返済していく見通しがある。そんな形の返済までのプランが具体的にできていれば、サラ金からお金を借りてもいいでしょう。

できれば3ヶ月程度で完済することが望ましいのです。長くても半年が限度です。借金返済中に思ってもみないような出来事に巻き込まれることのないよう、短期間で返しきりましょう。返済計画を作る時は、多少のトラブルがあっても大丈夫なように余裕を見ておきます。

時間のかかりすぎるお金や返せない金は借りてはいけません。のんびりと年単位で返済しよう、という油断は借金の返済を妨げます。うまそうな話に乗ることのないよう、悪徳業者を見抜けるようにしておきたいものです。わざわざ泥沼状態になる理由はありません。

そもそもは自分に合ったペースで有意義な生活を送るためのものです。余裕のあるキャッシング計画を立て、くれぐれも悪徳業者の手口にはまらないように。